まちねこ習志野

ちょっといい話

野良猫の命を救いたい

福島大(福島市)の学生たちが、大学構内に入り込む野良猫の命を守る活動に乗り出した。任意のグループ「福島大学ねこサークル(通称ふくねこ)」を4月に設立。餌やりや不妊・去勢手術に取り組み、殺処分される猫を減らしていく。資金面で課題もあり、ホームページ(HP)で寄付を呼び掛けている。

 キャンパスを歩く学生に餌を求め、1匹また1匹と近寄ってくる。学生が猫を囲んで談笑する光景も珍しくない。

 昼休みと午後4時半、12回の餌やりがサークル活動の中心だ。メンバーは大学院生を含め28人。個体把握にも努め、現段階で15匹ほどを確認している。

 福島大は山に囲まれ、多くの野良猫が出入りしていた。「学内で車にひかれたり、学生の弁当に跳びかかって怒られたりする猫を放っておけなかった」とサークル代表の北村はるかさん(23)=大学院人間発達文化研究科1年=。本年度に入って周囲に声掛けをし、賛同者を募ったという。

 手術によって繁殖を抑えるのが最終目標だが、任意サークルのため大学からの補助金はない。13万円ほどの手術費は容易に工面できない。これまでに受けさせたのは3匹。それも協力的な大学職員の支援があったからこそできた。

 サークルは今後、HPによる募金活動のほか、10月末の大学祭で猫のポストカードやステッカーを販売し資金確保を目指す。北村さんは「野良猫であっても大切な命。一つでも多くの命を救いたい」と話す。

 福島県が2015年度に一時保護した猫は2154匹で、引き取り手が見つからない子猫など1826匹が殺処分された。

河北新報8月17日 配信から



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